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2006年02月23日

おくればせながら、Macroecology輪読会後半部分でおもしろかったのは、

12章. Routes to extinction
Bernt-Erik Sæther and Steinar Engen

14章. Macroecology and microecology: linking large-scale patterns of abundance to population processes
Andrew R. Watkinson, Jennifer A. Gill and Robert P. Freckleton

あたりでしょうか。
種の分布量、分布範囲それから種の絶滅しやすさが種の特性とどのように関連しているかという視点が興味深いところです。

投稿者 taku_kadoya : 14:29 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月20日

昨日、明日と『Macroecology』の輪読会に参加しています。2日で終わる短期集中輪読会です。途中まで読んで感じたこの分野で重要な視点は、生物のあり方(分布量や分布の広さなど)について進化的な観点や種間の比較といったアプローチを重視しているということでしょうか。いずれにせよ、大変勉強になります。
昨日やったなかで、とくにおもしろかったのは、

2章. 「Evolutionary analysis of species richness patterns in aquatic beetles: why macroecology needs a historical perspective」
Alfried P. Vogler and Ignacio Ribera

11章. 「Life histories and extinction risk」
John D. Reynolds

あたりです。11章は自分が担当したので多少自画自賛か。

投稿者 taku_kadoya : 21:44 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月14日

コメントをお願いしていた論文の原稿が先週末にかえってきたので、修正にとりかかっています。丁寧にみていただいて、いくつか重要な論点を提起してもらいました。ありがたいことです。この論文とは1年以上の長い付き合いで、色々と学ばせてもらいました。しかし、いつまでもお付き合いしているわけには行かないので、そろそろ送り出したいところです。

昨日の論文ゼミでは、ランドスケープスケールでとられたデータの解析・解釈についての議論があり、エキサイティングでした。特に、上の論文の内容とも関係して、さらに普遍的なパターン(?)である空間自己相関をどう扱うのか、解釈するかは、まだまだ相当に試行錯誤が必要だと感じました。
さらには、ランドスケープスケールでのパターンの解釈を補強するためのシミュレーションを設計して使えるようになるというのも課題です。

投稿者 taku_kadoya : 16:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月09日

朝から、原稿読みを2本ほど。最近、「論文書き方ゼミ」もあって、人の書いた原稿を読む機会が増えています。論理構成なんかを気にしながら読むととても勉強になります。

氾濫原セミナーは大変おもしろかったです。「河川」「流域」といったマクロなスケールで生物の分布や存続性とそれに影響する地形、地質、土地利用、気象といった条件との関係を明らかにすることの重要性を再認識しました。月末からやるMacroecologyの輪読会もこんな問題意識をもって参加すればさらに楽しめそうです。

投稿者 taku_kadoya : 09:25 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月06日

九州行き

明日まで九大での「氾濫原セミナー」参加のため福岡にいってきます。話題提供もかねて簡単なプレゼンをする予定にしていますが、ちょうど良い機会だからと今年度のデータをまとめ始めたんだけど収拾がつかなくなってしまいました。いやはや。

投稿者 taku_kadoya : 08:19 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月03日

昨日は、生物多様性研のみなさんとやっている論文の「書き方」ゼミでした。論文の発表者は、コイの研究をしている松崎くん。既に投稿中の論文でしたが、研究の位置づけやテーマ設定など、いつも以上に議論が白熱しておもしろかったです。人の書いた論文を批評するのは、大変勉強になります。

投稿者 taku_kadoya : 14:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年02月01日

湿地の分類

「湿地」に対応する英語は色々あります。トンボの生息地を記述するのに必要なので困っていたら、助手の西廣さんがKeddy(2000)『Wetland Ecology』を紹介してくれました。この本には、代表的な6分類として以下のような説明がのっています。

1.Swamp: 土(ピートではない)に根を張る木本が優占。
2.Marsh: 土(ピートではない)に根を張る草本が優占。
3.Bog: 厚いピートに根を張るミズゴケ類、カヤツリグサ、低木などが優占。
4.Fen: 薄いピートに根を張るカヤツリグサやイネ科が優占。
5.Wet meadow: 草本が優占。時々洪水により冠水する。
6.Sallow water: 水生植物が優占。常に25cm以上冠水している。

でも、他にも色々な単語(carr, flark, hochmoor, lagg, mire, pocosin, etc...)があったり、同じ単語が違う意味で使われていたりと、用語の定義については混乱があるようです。

投稿者 taku_kadoya : 10:12 | コメント (0) | トラックバック