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2006年10月08日

EclipseでRepastをつかう

Eclipseは、オープンソースのJavaの開発環境です。いろいろな便利機能が搭載されていて、プラグインを使って機能の追加もできます。ただのテキストエディタを使うよりもずっと便利です。RepastはJavaのクラスライブラリなので、Eclipseと組み合わせて使うことができます。ここでは、Repastの本体と一緒に配布されているサンプルプログラムをEclipseから実行する例を紹介します。

まず必要なのはRepastとEclipseのインストールです。Repastはこちら(>Repastのウェブページ)から、Eclipseはこちら(>VectorのAll-in-one Eclipseのページ)からダウンロードできます。

インストール終了後、Eclipseを立ち上げるとワークスペースの場所を決めるように求められます。ワークスペースを指定した後、Eclipseの新規プロジェクトを作成し、プロジェクトのビルド・パスにrepastのクラスライブラリが入っているファイルを追加するという手順で作業を進めます。

ファイル > 新規 > プロジェクト  >  Javaプロジェクト

を選択します。新規プロジェクト作成用のウィザードが立ち上がるので、任意のプロジェクト名をつけます(例ではtestModelとしています)。

WS000003.JPG


次へ > ライブラリー > 外部JARの追加 

から、Repastのインストールフォルダーの中にある、repast.jarを指定して終了をクリックします。

WS000002.JPG

そうすると、指定した名前のプロジェクトがワークスペース上に作られます。これで作成したプロジェクト内では、repastに組み込まれているクラスをインポートして使うことができます。

WS000004.JPG


試しに、作成したプロジェクト内にRepast本体と一緒に配布されているGame of Lifeというサンプルコードをインポートして動かしてみます。パッケージエクスプローラー上で、作成したプロジェクトファイルを右クリックし、

新規 > パッケージ

から新しいパッケージを作ります。パッケージ名は、インポートするコードにあわせて、"uchicago.src.repastdemos.life"とします。

WS000005.JPG

次に、パッケージエクスプローラー上で新しく作成したパッケージ(uchicago…)を右クリックし、

インポート > ファイルシステム > 次に

を選択します。ここで、ソースディレクトリにRepastインストールフォルダー内のサンプルコードの入ったフォルダ(ここではlife)を指定し、終了します。これで、パッケージの下に、ソースコードが書かれた.javaファイルがインポートされるはずです。

WS000006.JPG

けれども、インポートしたファイルにはエラーがでます。これは、ソースコードで使われているクラスの一部がまだ、ビルド・パス上に含まれていないためです。そこで、プロジェクトファイルを右クリックし、

ビルド・パス > 外部アーカイブの追加

から、Repastインストールフォルダー内にある、colt.jarを追加します。このライブラリは、様々な乱数を発生させるクラスを含んでいるため、ほとんどのシミュレーションプログラムで用いられています。

WS000007.JPG


これで、セッティングは終わりです。早速、Javaアプリケーションとして実行してみてください。実行すると、以下のようなタスクバーとパラメーター設定用のウィンドウが出てきます。

WS000008.JPG

WS000010.JPG

タスクバーの再生ボタンをおすと、新たなウィンドウが立ち上がり、シミュレーションが始まります。

WS000009.JPG


投稿者 taku_kadoya : 2006年10月08日 13:57

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