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2008年09月09日

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10月の個体群生態学会で、下記のシンポジウムを企画しています。ぜひご参加ください。

企画シンポジウム:東京大学農学部 10/18(土) 15:45~18:15 A会場(2号館2階)
「景観構造が決める個体群・群集の構造と動態」

企画者:宮下 直、角谷 拓(東大)

趣旨: 空間的に異質な環境下における生物の移動分散は、生物間相互作用や死
亡、移住などを通して、個体群動態に大きな影響を与える。近年のメタ個体群研
究は、これらのプロセスを明示的に組み込むことで大きく発展してきた。一方、
景観生態学においても、土地利用や地形などの環境不均一性が生態学的事象にど
のように影響を及ぼすかを明らかにするための研究が重ねられてきた。しかし、
それぞれが扱う系の複雑性や時空間スケールの違いなどにより、両分野は基本的
に別個の歩みを続けてきたといえる。ところが近年、地理情報システムの普及や
計算機の性能向上などの技術発展により、これまでメタ個体群生態学が対象とし
てこなかった幅広い生態学的事象に対する空間プロセスの重要性や、景観生態学
ではブラックボックスとして扱われてきた空間プロセスのメカニズムの解明が進
んでいる。こうした潮流は、従来の個体群や群集生態学ではほとんど認識されて
こなかった新たなダイナミズムの駆動機構を次々に明らかにしてきている。本シ
ンポジウムでは、上記の新しい視点からの研究成果を紹介していただくとともに、
今後の研究の発展性について議論する予定である。

■カワトンボの翅色多型の動態を決める景観構造 
角谷 拓(東大・農)

■マトリクスの透過性が決めるメタ個体群の存続性 
黒江美紗子(東大・農)

■景観構造に依存したセイヨウオオマルハナバチと在来マルハナバチの種間相互作
用 
石井 博(富山大・理)

■送粉系から見たランドスケープフェノロジーの重要性 
工藤 岳(北大・地球環境科学)

■河川の合流が生み出す生態学的プロセス 
大澤 剛士(神戸大・人間発達)

投稿者 taku_kadoya : 20:36 | コメント (0)