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2009年01月28日

うちあわせ

3月の生態学会でのシンポジウムの打ち合わせでつくばに行ってきました。

DSCF2447.JPG

マクロエコロジーに関する話題を集めたシンポジウムにする予定ですが、同じような興味を持っている方々がなぜか最近つくばに集まりつつあるようで。お話も大変参考になりました。大会前にマクロエコロジーについて改めてお勉強しなければと思いました。

というわけで(また)宣伝です。

シンポジウム S02 -- 3月18日9:15-12:15 G会場
生物の空間分布・動態と生態的特性との関係:マクロエコロジーからの視点
企画者: 角谷拓(東大・農)

同じような環境変化にさらされながら、数を減らす生物がいる一方で、新たな場所へ急速に分布を拡大する生物も存在する。このような生物の空間分布や動態パターンがどのように決まっているのかを明らかにすることは、古くから生態学における重要な課題となってきた。近年では、種の絶滅リスク評価や外来生物の分布拡大予測さらには気候変動への生物の応答予測といった応用的・社会的ニーズも加わり、空間的・時間的に大きなスケールで生じる生態学的事象を対象とするマクロエコロジー分野の発展はめざましい。

マクロエコロジーが対象とする大スケールでの事象は操作実験によるメカニズムの特定が困難な場合が多い。その状況を補うために有効な手段の一つとして、多数の種もしくは機能群を対象にした比較アプローチ(種間比較)がしばしば用いられる。種間比較を行なうことで、どのような進化・生態的特性をもつ種(機能群)がより特定の環境変化に対して脆弱であるか、一方で新たな場所に移入した場合に高い侵略性を発揮するかといった生物の空間分布・動態パターンの決定メカニズムについての知見を得ることが可能になる。さらに、このような種間比較研究が多数行なわれることで幅広い分類群についての知見が蓄積されれば、空間分布・動態の決定メカニズムに関する生物の進化・生態的特性を考慮した一般測を導くことが可能になると期待できる。

生物の空間分布・動態の決定メカニズムを明らかにすることを目的に種間比較を用いた研究はマクロエコロジーの発展とともにその数を増しているものの、日本国内での例はいまだ少ないのが現状である。本企画では、鳥類・昆虫・植物など幅広い分類群を対象に生物の空間分布・動態がそれらの生態学的特性とどのように関連しているかを分析した最新の研究を事例に、マクロエコロジーの考え方を紹介することとしたい。

講演プログラム
マクロスケールにおける鳥類の分布決定要因と生態的特性
山浦悠一(森林総研)・天野達也(農環研)・楠本良延(農環研)・永田尚志(国環研)

トンボの絶滅リスクと生態的特性との関係 
角谷拓・須田真一・鷲谷いづみ(東大)

河川域における外来植物の侵略性と原産国での生態的特性との関係
宮脇成生(建設環境研究所)・鷲谷いづみ(東大)

外来植物の分布パターンと生態的特性との関係
赤坂宗光(国環研)・高田雅之(道環研)・北川理恵(道環研)・五十嵐博(北海道野生植物研究所)

植物の絶滅リスクと生態的特性との関係
大谷雅人(森林総研)・石濱史子(国環研)・西廣淳(東大)

投稿者 taku_kadoya : 2009年01月28日 12:29

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